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というわけで、昨年の登山記がえらい中途半端になってしまったのを反省し、どうでも良くなる前に忘れないうちに追記しました。6時間くらいかけて編集したら結構なボリュームになったので、お暇でしたら是非読んでみてください。
あと、下界からコメント&メールで励ましの言葉を下さった皆様、本当にありがとう。
生きて帰ってこられて本当に良かったです。これからもどうぞひとつよろしく。

富士登山記2008〜御殿場口編
出発前夜第一日目第二日目

あー、今日まで休み取っといて本当に良かった。なんとか明日には出勤できそうです。
腹筋以外の、全ての筋肉が痛いです。あ、北島選手!世界新おめでとう!ありがとう!
| にっき | 23:54 | comments(5) | trackbacks(0)
なんとか無事に着替えを購入、温泉に浸かって生き返りました。そして現在新宿行きのバスの中。昨日の夕方から今までで、朝めちゃめちゃ寒い中ちょっと仮眠した他は、体力使ってばかりだったわけです。もう寝ます。
靴が小学生みたいにドロドロに濡れてますので、現在私はバスの中で裸足でいます。足元の荷物が大きいのでたまに通路に飛び出ます。許してください。



※※※

というわけでほんとに命辛々帰ってまいりました。その後5合目から駅までバスに乗っている間も雨は止む事なく雷は鳴り続け、着いたら着いたで駅のすぐ向こうに雷は落ちるわで、天候は待っても回復しなかった、という側面においては私の判断は正しかったわけです。だからってあんな危険な目に遭ったのは、明らかに判断ミスであり、富士宮口では落雷でお亡くなりになった方もいたようで、それは確実にあの雷鳴のどれかであったわけで、私たちではなかったのは運が良かっただけであって、ただただご冥福をお祈りするばかりです。

※※※

それにしても、またしても高原ビール(御殿場名物)が飲めなかったのは残念でした。
温泉も、まあ温泉ではあったけど気分はほとんど銭湯だしさー。
風呂から望んだ富士山は、山頂近くが雹でうっすらと白くなってました。
地獄絵図、遠くから見れば風光明媚。

※※※

家に帰って家ビール。早くも体中が痛い。明日は筋肉痛できっと起き上がれない。
最近ちょっと太ったのもあるのでしょうが、一時的だろうとなんだろうと、この登山で体脂肪率が4%落ちたのは事実です。富士登山ダイエット。
| にっき | 18:20 | comments(6) | trackbacks(0)
20080809135401.jpgなんとか5合目まで、命辛々戻ってきました。
死ぬかと思った。
しかしこのまま高速バスなんかに乗った日には凍死するぞ。その前に乗車拒否か。





※※※

13時20分。5合5勺を過ぎてブル道へ。事もあろうにこの時私は雨具を着ておらず(このへんがド素人)、かといって立ち止まり雨具を装着するには既にあまりにも雨は強く雷は近く、結局上着のみを羽織って走り続ける。25分後、大石茶屋到着。到着のそのすぐ後、鳴り響く雷鳴、そして停電。雨が屋根から滝のように滑り落ちている。めちゃめちゃ寒い。もはや天候は回復の余地なし。ならば一刻も早く街に戻り、帰りのバスまでに体を温め着替えなければ、風邪をひくのは必至。しかし5合目のバス乗り場まではここからさらに5分の道のりを行かねばならない。バスは1時間に1本。今発たなければ、あと1時間はこのままだ。どうする、行くのか?行くのか??そして大雨の中、飛び出すバカ3人。本当に素人。
どどーん、ばりばりばりばりばり。
ほんの100メートル先あたりにものすごい稲光、大地を揺るがすような雷鳴。全員硬直。
30余年の人生において、こんなに生命の危機を感じたことはありません。
ごめんなさいごめんなさいもうしません。
| にっき | 14:33 | comments(0) | trackbacks(0)
20080809121636.jpgたいへんだー








※※※

7合9勺から7合まで40分。ほぼ目安通り。だいぶ高度を下げたので幾分体調が良くなったのか、それとも私があんまりせかしたからなのかはわからないが、とにかく3人は先を急ぎ、
7合目日の出館到着。この先は大砂走りへの分岐点。ここを過ぎたら、もう戻れない。
7合→走り6合→新5合5勺→5合目という約2時間の道中に、逃げ場はない。
そのとき、山小屋にいたおっちゃんが言った。
「あんたたちはもう下りるだけでしょう〜だったら濡れるくらいなんてことないよ〜」
そしてこの時、幸か不幸か、霧は引き雨は止み雷さえも遠ざかっていた。
行くしかない。今のうちに。
決死の覚悟。しかしこれが完全な素人考えであったのは言うまでもない。

※※※

12時45分、7合目出発。楽しみにしていた砂走りへ。『下山道として人気』というだけあって、上りの倍は人がいる模様。ただ、走り6合までは足元の砂が浅く、あんまり調子に乗るとうっかり怪我をしそうになる。雨も今のところない。時折霧が深くなるけどそのくらい。雷はまだ遠いが、恐いことには変わりないのでとにかく先を急ぐ。私たちがどんだけ先を急いでいたかというと、走り6合から新5合5勺までを15分で駆け降りるくらい急いでいたのであります。高度で900メートルくらいあります。距離はー、知らん。まんが日本昔話でいうところの、転がり落ちるように逃げ帰る、をまさに体現。もはや楽しんでいられない。
そうこうしてる間に雲はみるみる濃くなり再びバラバラと降り出す雹、視界には延々続く砂地とものすごい色した空のみ、まさにこの世の終わりみたいな風景。恐い、恐すぎる!
こんな悪天候の中でも、登山道を見遣ればちらちらと人が。下山道にしたって、足痛そうにしてる年配の夫婦連れやら子供連れのご家族やらをガンガン抜いて走ってきたわけです。危ないのは俺っちだけではない!!頼む、雷!お願いだからどっか行ってくれ!
そんな願いも虚しく雹はいつしか豪雨に(地元観測1時間80ミリ)、雷鳴と稲光はすぐそこに。
ああ・・・、マジで死ぬるかも。
| にっき | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0)
20080809113855.jpgめっちゃ雹です。雷も!こわいー








※※※

天候は回復する気配もなく、あたりは雲だか霧だかに包まれ、どっちで鳴ってるかもわからない雷、時折思い出したように降り出す霰転じて雹。加えて体調悪そうなパーティ。
下りはそれなりのタイムで下りられるだろうと思っていたのに、7合9勺まで30分の予定がなんと1時間。このままでは、本当に帰れなくなってしまう。どうしよう、どうしよう。

ここで私は考える。ヤマで一番恐いのは雷。お父さん(元ヤマ屋)も言ってたではないか。
しかもこの御殿場口、7合より下には山小屋などの避難所が一切存在しない。冷静に考えれば、山小屋でこの荒天をやりすごすのが賢明だろう。しかしそもそも今日は、時間が遅くなるにつれ崩れるという予報。はたして2時間や3時間でこの天候が回復するのだろうか。もっとひどいことになるんじゃないか。そして私のこの予想は、残念ながら全部当たっていた
| にっき | 11:44 | comments(0) | trackbacks(0)
20080809100904.jpgやな予感はしてたんだけど。
ひどい霰です。
早く下山してお風呂に入りたい(>_<)






※※※

あの列の状況では彼らが剣が峰を出発するのはどう早く見積もっても30分以上後だろうし、合流できるのは下手すりゃ2時間後。さっきよりは多少暖かくなったものの、寝るにはちと寒い。
仕方がないのでアルファ米に水を注ぎ(60分後に食べられます)、すっかり冷えてしまったコーヒーを飲み、ブログを見て励ましメールをくれた下界の皆様に返信し、大幅にずれ込んだ下山時間のその後の予定の立て直しをしていたのですが。
怪しげな雲が近づいてきたな、と思った途端にバラバラと空から氷の塊。遠くでは雷。白い粒粒が岩肌に跳ね返って地表は大騒ぎ。20分くらい降り続く。霰って、積もるのね。
彼らに連絡を試みるも、微妙にauもsoftbankも圏外らしく繋がらず。んもー、どこにいるんだよぅ!これじゃ帰りのバスの時間ずらさなきゃ、温泉にも行けないではないか!
とイライラ待っていたらやっとのことで戻ってきた彼ら。なぜか非常に機嫌が悪い。天候が崩れたのもあってどうやらお鉢巡りが相当きつかったらしく、高山病の症状が出てるらしい。
天候も体調も、とにかくもう一刻も早く山を下りなければ、ということで早々に出発。
このあとの所要時間3時間10分の道のりを、心底案じながら。
| にっき | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0)
20080809082308.jpg展望台待ちの列。全く進む気配がなくて萎えたので、男二人を置いてとっとと休憩に入ります







※※※

この上が最高地点となるわけですが、なんだ、この列が進まないんだ、ホントに。
いいじゃん、もう(去年)見たじゃんそれ、写真も(去年)撮ったじゃん。もう帰ろうよぅ〜
というわけで、これに並び展望台に上りその後お鉢巡りをするという彼らと別れ、私は1人富士宮口に戻り、帰り支度をするのでした。
ところで前日の段階で、夕方から天候が崩れるという予報が出ていたのは知ってました。
そういうのもあって出来れば早く山を下りたかった。いやひきずってでも下りるべきだった。
今となっては後の祭りだけれども。
| にっき | 08:56 | comments(0) | trackbacks(0)
20080809080936.jpgまだのぼるのか、これを?








※※※

というわけで、(私的には)目的も果たしたので、なんか暖かいものでも食べて一息ついたらとっとと山下りて温泉に入って高原ビィール!という気持ちでいっぱいだったのですが、(彼らが)せっかくだから剣が峰に、せっかくだからお鉢巡りを、さすがにきついからちょっと仮眠を、と言うのでとりあえず朝食。山頂の頂上富士館で一杯400円也のみそ汁(申し訳程度の具が底に)と一杯500円也のミルク紅茶(笑えるくらい薄い)で暖を取り、広いところに移動してありったけの服を着込みそのへんに転がる。寒い。日が出たから暖かくなるかと思ったのに、とにかく寒い。仮眠の前に、体が固まりそう。
いっこうに暖かくなる気配がないので、結局仮眠もそこそこに出発。
目の前にお鉢巡りの難所、馬の背がそびえている。
| にっき | 08:10 | comments(0) | trackbacks(0)
20080809045630.jpg3時過ぎて晴れてきました。
ああ〜よかったな。







※※※

幸運にも私は2年連続で御来光を拝むことが出来たわけですが、これって結構運がいいみたいです。というのは、私の父は片手では足りない数の富士登山を経験しているにも関わらず、一度も晴れに当たったことがないそうで。先日テレビで富士登山の特集やってましたが、番組でも何日も御来光の映像が撮れなかったみたいですし。
ああ〜、太陽赤くてでかい〜。寒いから早く山肌を暖めて〜。
| にっき | 05:07 | comments(0) | trackbacks(0)
20080809044553.jpg酸素くれよ!
眠いよ!







※※※

今回は1400メートルという低い地点からずっと登ってきて高度馴化がされたのか、頭が痛いとか気持ち悪いとかいういわゆる高山病的な症状はまったく出なかったのですが、さすが夜中歩き通しただけあって疲労がすごい。眠い。寒い。酸素くれ。
ていうかもう帰りたいんだよ、早く出てくれよ、太陽。
| にっき | 04:51 | comments(0) | trackbacks(0)
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