アトラス日本 武揚堂編集部
誕生日プレゼントに日本地図をいただきました。名所旧跡とか名物とか、
地図情報以外にも都道府県別のデータとか載っててかなり面白い。
ありがとうございまーす。
さて。本年最後(多分)の観劇でした。
NODA・MAP 『贋作・罪と罰』 at
Bunkamuraシアターコクーン
10年前、福岡からはるばる大阪まで観に行った初・生・野田作品、の再演。
言うまでもなく『罪と罰』はドストエフスキーなのだけど、恥ずかしながら読んだこと
ないので本当にそういう話なのかどうかはわからない。
面白いらしいのでいつかは読んでみようと思っているのだけれど。
まあ、そのどんな話か知らない文豪の作品を下敷きに、時は幕末、登場人物は塾生、
みたいな感じでかなりワクワクな舞台背景になっているのです。
が、残念ながら私は幕末ロマンはおろか日本史全般に拒否反応なので、むしろ頑張って
観ないとその背景からの情報が全く読み取れません。でした、10年前も。
あと、コクーンは良席で見たことがないせいもあって、かなり見づらい印象があって嫌い。
今回も中2階のウィング。観難い!いや今回はそうでもない!要はチケットが取れないのだ!
・・・なんかどうでもいいことばかりだなぁ。まいいや。
今回は通常の舞台奥方向にも客席を置した変形舞台。中央に菱形に置かれた、その
4辺にはスロープと階段。脇には色・形とりどりの椅子、椅子、椅子!
セットはその椅子達と足つきの可動柱のみでシンプル。いろんなところでいろんな風に
使われてるプチプチの緩衝材シート。上下に通り過ぎる幕と同時になされる場転が軽快。
基本的に出番でない役者さんたちはその脇の椅子に座って効果音を出したりして、まあ
ずっとお客さんの視界にいるわけです。ちら見したら右近さんが一番楽しそうに観てた。
段田さんはすごく久しぶりに観たけど、とても繊細な演技が大好きです。参ります。
それにしても、古田新太って再演キラー(造語。微妙に
キラーの使い方が間違っている)
だと思う。同じ役を演った役者の印象がすっ飛びます。『トランス』とか観たかったなぁ。
いつもどおり、ラストシーンは
広い。特に今回は、緩衝材シートが白銀に光って効果大。
降らせた金が雪に変わるのも。静かに、音もなく、ただ君がいる、みたいな真白い世界。
さすがに初演から2回目なので、わたしにも
ちっとは設定背景がわかりました。
文豪の作品を読んだ頃に、ビデオかなんかでもう一度観られるといいなぁ。
ところで、明日WOWOWで『天保十二年のシェイクスピア』やるんだよねぇ。
いつも頼りにしていた人にWOWOWを解約されてしまったので、もう録れません。
くっすん。誰か録ってないかなぁ。